子供の歯軋りをやめさせるには?
こんにちは、江口矯正歯科です。
今回は、子供の歯軋り(はぎしり)をやめさせるには?というテーマについてお話しできればと思います。
お子さんの歯軋り自体は、「睡眠を妨害する」ことはないと思いますが、やはり歯に関して不安を持たれる親御さんは多く、当院に相談される方もいらっしゃいます。
すぐに「歯軋りを止める」ことはできませんが、少なくすることはできますし、歯軋りが必ずしも悪いという訳ではありません。
このあたりを詳しくを解説していきます。
1. 歯軋りは歯の調整役
大人の歯軋りはストレスや食生活などが原因の多くを占めますが、子供の歯軋りには、歯の調整をする役割があります。
幼少期は歯が絶えず生え変わっていくため、歯の並びが変わってきたり、顎の大きさが変わってきたりする際に生じる「微妙なずれ」を調整する必要があります。
ですので、ある程度生理的な反応だということができます。
2. 虫歯のケースもある
とは言え、虫歯が痛くて、それを誤魔化すために噛んでいるということもありますので、歯軋りがひどく、ご飯を食べる際のお子さんの態度に違和感があったりしたら、虫歯を疑ってみることもお勧めします。
3. ストレスの場合も
歯自体にそこまで問題がないのに、歯軋りをする場合には、ストレスの可能性もあります。
小学校に上がるなど、環境変化に伴うストレスで急に歯軋りが出たりもするので、話を聞いてあげたり、家の中で発散させてあげることも大事かもしれません。
4. まとめ
歯軋りのせいで歯がすり減って、あまりひどい場合は子供でもマウスピースを作る場合もありますが、口の中の状況が変化しているだけなので、そこまでひどくなるケースはあまりありません。
大人は1人暮らしの場合は、気づきませんが、子供の歯軋りは大人が気付きやすいため、一つの健康のバロメーターとして、見てあげてください。
あまり神経質になる必要はありませんが、不安があれば一度お近くの歯科に相談に行くといいかと思います。
皆様のお子様の歯と心身の健やかな成長を願っております。
また、気になることがあれば、ぜひ当院でご相談ください。
【この記事の著者】
歯科医師(歯学博士)
江口 公人 えぐち きみひと
[ 経歴・資格・所属学会等 ]
- 1988年 徳島大学歯学部卒業
- 歯学博士
- 日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医
- 日本口腔インプラント学会会員
- インプラント認証医
- 日本矯正歯科学会
- KIRG準会員
- 関西アライナースタディークラブ主宰
江口矯正歯科クリニックは、その前身の医院から数えると約25年間、新田辺駅前で矯正治療を行ってきました。その間、約3,000人の方々に矯正治療を行っていただきました。小さな医院だからこそ、患者様と話もしやすく、診療の風景も見てもらいやすいことはとても良かったと思っています。
子供の成長期の機能矯正治療から、成人矯正、マウスピース矯正まで行う事で、治療の選択肢を広げる事ができました。今後も患者様に合った治療を考えていきたいと思ってます。