幼少期で決まる!? 子供の歯を丈夫にする方法

こんにちは。江口矯正歯科クリニックです。

今日は、「子どもの歯を丈夫にする方法」について、お話しできればと思います。

1.幼少期に歯が形成される

「小さい頃の」と限定していますが、小さい頃に永久歯は形作られるので、実は一生の歯の丈夫さを決めるのは幼少期の習慣なんです。

だいたい、幼稚園から小学校に上がる頃にかけて永久歯が生えそろいますので、その時期が勝負です。

その前後に、歯を丈夫にする食べものや、歯を丈夫にする習慣を心がけることが大事です。

2. 歯を丈夫にする食べ物

① カルシウムとミネラル、タンパク質・ビタミン

一言で言えば、バランスの取れた食事を心がけてください。

歯の構成要素は多くがカルシウムとミネラルですので、一般的ではありますが、乳製品やにぼしなど、カルシウムを多く含む食材を与えてあげるなどです。

また、お肉や魚などのタンパク質も十分に摂取させてあげてください。

ビタミンがないと、カルシウムが骨にうまくならないので、ビタミンの摂取も意識する必要があります。子供の発育を考えてバランスの良い食事をさせていれば自然とクリアできています。

② 何よりもよく噛むこと

そして、何よりも「よく噛む」ことが丈夫な歯を作ります。

「よく噛む」ことで顎の筋肉が活性化し、顎の骨が大きく・強く成長します。

顎の骨が土台となって、永久歯は生えそろうので、歯並びの良さにも関わってきます。

「うがい」も、意外ですが口周りの筋肉を鍛えてくれるので、重要です。

3. フッ化物を取る

また、永久歯ができてからも、生えたては表面が弱いので「歯を丈夫に保つ」ためにはフッ化物を意識的に取ることをおすすめします。

というのも、フッ化物が唾液と結びつくことで「歯の再石灰化」を促し、日頃の傷などを修復・コーティングしてくれるからです。

フッ素は歯磨き粉にも含まれていますので、フッ素が多く入っている歯磨き粉をお勧めします。

(歯磨きに記載されている裏面の成分表示をご覧ください)

フッ化物は食べ物だと、海産物には多く含まれています。

以上、いろいろとお話ししましたが、子どもの頃の食生活や習慣で、お子さんの健康な歯を作れるように参考にしていただければと思います。

また、気になることがあれば、ぜひ当院でご相談ください。

【この記事の著者】

歯科医師 江口公人 - 江口矯正歯科クリニック

江口 公人 えぐち きみひと

[ 経歴・資格・所属学会等 ]

  • 1988年 徳島大学歯学部卒業
  • 歯学博士
  • 日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医
  • 日本口腔インプラント学会会員
  • インプラント認証医
  • 日本矯正歯科学会
  • KIRG準会員
  • 関西アライナースタディークラブ主宰

江口矯正歯科クリニックは、その前身の医院から数えると約25年間、新田辺駅前で矯正治療を行ってきました。その間、約3,000人の方々に矯正治療を行っていただきました。小さな医院だからこそ、患者様と話もしやすく、診療の風景も見てもらいやすいことはとても良かったと思っています。

子供の成長期の機能矯正治療から、成人矯正、マウスピース矯正まで行う事で、治療の選択肢を広げる事ができました。今後も患者様に合った治療を考えていきたいと思ってます。