小児矯正(子供の矯正)の種類
一期治療
乳歯と永久歯が混在する混合歯列期の治療:幼稚園~小学校
一期治療はお子様の骨格的な異常を改善するための治療です。上顎と下顎の前後的なズレや左右への歪みなどを、お子様の成長を利用し、顎の骨の成長を抑制または促進することで、永久歯が生え揃った時に正しい咬み合せになるような“土台作り”を行います。成人矯正で装着するような矯正装置を全ての歯に使う治療は、一期治療では行いません。
【一期治療に使用する主な装置】
一期治療では、主に取り外し式の装置を使用します。
- バイオネーター・ヘッドギア
- 出っ歯(上顎前突)の矯正
- ムーアプライアンス・FKO(アクチバートル)
- 受け口(下顎前突)の矯正
- 拡大床
- 乱杭歯(クラウディング・叢生・八重歯)の矯正
【一期治療の例】
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- 治療例1(出っ歯)
- 「バイオネーター」を装着し成長の力と筋肉の力を利用して出っ歯を治します。夜寝るときのみ使用します。
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- 治療例2(受け口)
- 「ムーアプライアンス」を装着し成長の力と筋肉の力を利用して受け口を治します。夜寝るときのみ使用します。
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- 治療例3(乱杭歯)
- 「拡大床」を装着し成長期にあるお子様の顎を広げて、適切な歯並びを形成するためのスペースを作ります。
一期治療の新しい選択肢「インビザライン・ファースト」
インビザライン・ファーストは、混合歯列期(乳歯と永久歯の交換期)にある子どものためのマウスピース型矯正装置です。
インビザラインは、これまで主に永久歯が生え揃う時期の矯正治療(二期治療)で使用していましたが、システムの技術進歩により、乳歯と永久歯が混在する時期の矯正治療(一期治療)からの使用が可能になりました。
二期治療
永久歯が生え揃った以降の成人と同じ治療:小学校高学年~中学校以降
二期治療は基本的に成人矯正と同じです。永久歯が全て生え揃った段階で、本格的な矯正治療をスタートします。使用する矯正装置は、二期治療の開始時におけるお子様の歯並びの状態やご希望に合わせて決定いたします。
小児矯正(子供の矯正)の費用
何歳から始めても完了までのトータル費用は変わりません。
小児矯正における二期治療は成人矯正と同様です。一期治療より二期治療へ移行されるお子様の二期治療費は成人矯正の費用(矯正装置代)から一期治療費を差し引いた金額になります。
初回カウンセリング | 無料 | |
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精密検査・診断 | 38,500円 税込 | |
一期治療 | 398,750円 税込 | |
二期治療 | 唇側ワイヤー | 453,750円 税込 (=852,500円-398,750円) |
インビザライン | フル 585,750円 税込 (=984,500円-398,750円) |
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矯正期間中の調整・処置 | 一期および二期治療費に含む | |
保定装置(リテーナー) | ||
保定期間中の経過観察 |
※虫歯や歯周病治療、抜歯、被せ物や詰め物のやり直し費用は含まれません。
一期治療で「インビザライン・ファースト」を選択される場合は、一期治療と二期治療でお支払いいただく費用が異なります。(総額は変わりません。)詳しくは下記をご覧ください。