後戻りを防ぐための
必要不可欠な
プロセスです
「保定」とは、矯正治療が終了した後、移動した歯を新しい位置に安定させるための処置です。一定期間、「リテーナー（保定装置）」と呼ばれる装置を装着します。
矯正治療が終わったばかりの歯はとても不安定で動きやすい状態で、元の位置に戻ろうとします。これを「後戻り」と呼びますが、抜歯などで歯の移動が大きい症例ほど不安定になり、後戻りのリスクが大きくなります。「保定」はこのような後戻りを防ぎ、きれいになった歯並びを安定・維持させるために必要不可欠なプロセスです。
保定期間と保定観察
当院では保定期間を2年間としています。
保定期間中は約3ヶ月毎に来院いただき、後戻りがないか、虫歯や歯周病になっていないか等をドクターが確認する「保定観察」を行います。
万が一の後戻りもご安心ください。
当院では、リテーナーの作成や保定期間（2年間）の保定観察に関する費用は、すべて最初にご提示する矯正の費用に含まれています。追加費用はかかりません。
さらに、ドクターの指示に従ってリテーナーの装着時間を守り、保定観察に通っていただいている方であれば、保定期間中に、万が一、歯が後戻りを起こし再度矯正治療が必要になった場合にも無料で対応いたします。
リテーナーについて
保定期間中に使用する「リテーナー（保定装置）」には幾つか種類がありますが、まず取り外しのできない「固定式」と取り外しのできる「可動式」に大きく分けられます。固定式は「歯の裏側にワイヤーで取り付けるタイプ」が中心です。可動式には「ワイヤーとプレートで歯を挟むタイプ」と、「透明なマウスピースタイプ」のものがあります。
可動式の透明なマウスピースタイプのリテーナを使用しています。
当院では主に、可動式の透明なマウスピースタイプのリテーナーを使用しています。歯全体を覆うため歯並びの保持力が強く、また透明なので外見を気にしなくてすむのがメリットです。カスタムメイドで作成しますので、患者さんに合った形に作れる点が好評をいただいています。
なお、リテーナーは歯を移動するための装置ではありませんので、装着による痛みはありません。
半年経過後、夜間のみの装着に移行します。
当院では、保定期間（2年間）の始めの半年間は、食事以外の時間は常にリテーナーを装着していただくよう指示をしています。半年経過後、夜間のみの装着に移行します。
なお、保定期間終了後もきれいな歯並びを保つために、可能な限りリテーナーを装着されることをおすすめしています。
矯正治療について
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