放置すると大変?親知らずを抜くタイミング
こんにちは。江口矯正歯科クリニックです。
社会人になってから、親知らずを抜くべきかについて相談される方が意外と多いです。
親知らずの生え方や、生える時期には個人差があるため、個人では判断できないというのもよくわかります。
そこで、今日は「親知らず」を抜くタイミングについてお話しできればと思います。
1.親知らずを抜くタイミング
まず、自分の親知らずの生え方を観察してください。
「親知らずだから必ず抜く」ということはありません。
自分の親知らずを見て、まっすぐ生えていなければ注意が必要です。
特に一番いけないのは、「中途半端に頭だけ出ている」状態です。
その状態が長く続くと、手前の歯にも影響が出たり、ものが詰まりやすくなります。
なので、ちょっとしか見えていない親知らずがある方は、早めに抜いた方がいいです。
まっすぐ生えていない場合は、放っておくよりは、若いうちに抜いておいた方が、回復が早くなるので、おすすめです。
大学時代に抜くことができれば、仕事への影響もあまり出ないので、大学生のお子さんがいる場合は、ぜひ伝えてあげてください。
2.抜いた親知らずは有効活用できる?
親知らずは、虫歯で取れてしまった部分に移植することができます。
(自家歯牙移植と言いますが、保険適用です)
保険適用のため、インプラントよりも安くできるので、親知らずを抜くタイミングで虫歯があれば検討してみるといいかもしれません。
3.親知らずが見えていない場合
親知らずが見えていない場合は、生え方が判断できないので、レントゲンを撮る場合もあります。
生えてこようこようという歯には、他の歯を押す力があるので、親知らずが、歯並び悪化の原因になる可能性もあります。
なかなか親知らずが生えてこないことで気になる方は、お近くの歯科医院までお越しください。
以上、親知らずについてお話ししましたが、「親知らず」をそのままにせず、見てあげてください。
また、気になることがあれば、ぜひ当院でご相談ください。
みなさまの歯の健康をお祈りしています。
【この記事の著者】

歯科医師(歯学博士)
江口 公人 えぐち きみひと
[ 経歴・資格・所属学会等 ]
- 1988年 徳島大学歯学部卒業
- 歯学博士
- 日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医
- 日本口腔インプラント学会会員
- インプラント認証医
- 日本矯正歯科学会
- KIRG準会員
- 関西アライナースタディークラブ主宰
江口矯正歯科クリニックは、その前身の医院から数えると約25年間、新田辺駅前で矯正治療を行ってきました。その間、約3,000人の方々に矯正治療を行っていただきました。小さな医院だからこそ、患者様と話もしやすく、診療の風景も見てもらいやすいことはとても良かったと思っています。
子供の成長期の機能矯正治療から、成人矯正、マウスピース矯正まで行う事で、治療の選択肢を広げる事ができました。今後も患者様に合った治療を考えていきたいと思ってます。